訃報の知らせをいただいた場合のお返事(電話・メール)
お身内の方、お知り合いの方が、お亡くなりになった時、訃報が届きます。
お電話でいただく場合もあれば、メール、最近ではLINEなどSNSでいただく場合もあると思います。
では、訃報が届いたら、お返事はどのように、どのような言葉で伝えますか?
今回は「お電話で訃報の連絡をいただいた場合」「メール(SNS)で訃報の連絡をいただいた場合」
それぞれのお返事方法についてお伝えしたいと思います。
◆お電話で訃報の連絡をいただいた場合
急にお電話で訃報の知らせをいただくこともあるでしょう。
その時に慌てず以下のことに気を付けながら、お伝えしましょうね。
- 簡潔に。ご遺族の方、お電話いただいた方は他の方への連絡はもちろん、お葬儀の準備など大変な時です。
お電話は必要事項のみにしましょうね。 - お悔やみの言葉を伝えましょう(「お悔やみ」については後述しています)。
- お葬儀の場所、日時なども聞いておきましょうね。
忙しいご遺族が何度も連絡する必要がないように、ちょっとした心配りが大切です。
◆メール(SNS)で訃報の連絡をいただいた場合
メール(SNS)で訃報の連絡をいただいた場合、メール(SNS)で返信してよいのでしょうか?
また、その際、どのようなお返事をしたらよいのでしょう。
QA形式でご説明します。
- 訃報の連絡がメールで届いた場合、メール(SNS)で返信しても問題はない?
問題ありません。送ってくださったお相手と同じ媒体で返信するのが良いと思います。
- 訃報の連絡がメール(SNS)で届いた場合の返信のタイミング、そして内容は?
返信は早い方が良いです。ただ、メールは意図せず見落としてしまう可能性もあります。その際は丁寧に「返信が遅くなり申し訳ございません」という一言を添え、お悔やみの言葉を伝えましょう。
そして内容は哀悼の意を伝える内容であれば良いでしょう。もし亡くなった方、ご親族が親しい間柄であるなら、寄り添う言葉を添えるとよいと思いますよ。
ただ、ご遺族の方はお葬儀の準備など忙しい時です。簡潔に、そしてお葬儀に参列されるのか、されないか、お伝えしておきましょう。何度もやり取りする手間を省くことが理由です。
◆電話、メール(SNS)などでお返事をする際に気を付けたいこと
次に、電話、メール(SNS)などでお返事をする際に気を付けたいことについて、簡単にご説明します。
①タブーとされている言葉を使わない
重ね言葉
「重ね重ね」「くれぐれも」「たびたび」「ますます」等、同じことを繰り返す言葉は、不幸が重なるイメージを持ってしまいますので、避けましょう。
「追って」「続き」等も、不幸が連鎖するイメージの言葉ですので、使わないようにしましょう。
忌み言葉
「死去」「死亡」「亡くなる」など、直接「死」をイメージさせる言葉は避け、そのような場合は「ご逝去」と言い換えましょう。
「消える」等も良くないことを連想させる言葉なので避けましょう。
負担に感じる言葉
「頑張る」など。励ますつもりであっても、疲れ切ったご遺族には負担になる場合があります。つい伝えたくなる言葉ですが、気を付けましょうね。
上記のような言葉は他の言葉に置き換えるようにしましょうね。
②メール・SNSでは、絵文字を使わないようにしましょう
親しい間柄ですと絵文字を使うことが多いと思いますが、ご不幸の内容の場合は相手の気持ちに配慮し、使わないようにしましょうね。が無い落ち着いたバックを選びましょう。
③お亡くなりになった理由は聞かないようにしましょう。
ご遺族の心情を察し、悲しみを思い出させてしまうような内容は避けましょう。
参考までに「お悔やみの言葉」の例を挙げさせていただきます。
お悔やみ:亡くなった方の死を悲しみ、ご遺族の方へ思いやりの言葉。
例:「大変な時に、お電話(ご連絡)いただき、ありがとうございます。心よりお悔やみ申し上げます。」
そして親しい間柄の方の場合は
「何かお手伝い出来ることがありましたら、お伝えくださいね。」
と一言添えるとよいかもしれません。
◆まとめ
今回は「お電話で訃報の連絡をいただいた場合」「メール(SNS)」「訃報の連絡をいただいた場合」と、それぞれのお返事方法についてお伝えしました。
不幸は突然訪れるものです。日頃より、お電話、メール(SNS)は、お相手の気持ちに配慮した使い方ができると良いですね。
いざというときも、丁寧な対応ができると思いますよ。
読んでいただき、ありがとうございました!