「テレビCMで放送されている葬儀社やインターネットで葬儀の広告を目にしますが依頼しても大丈夫なのでしょうか?」
今回は葬儀社を選ぶ際の疑問にお答えしたいと思います。
冠婚葬祭は人生節目の大切なお式です。
おめでたいお式の結婚式、ご不幸のお式のお葬式。大切であるという共通点はあります。どちらも、テレビCM、インターネットなど広告をよく目にします。しかし結婚式とお葬式は反対ともいえるお式です。
準備する時期、期間も異なります。結婚式は何か月も前から準備をするのに対して、お葬式は親族がお亡くなりになった後……
最近は※終活が広がりを見せているので、ご自身が亡くなる前元気なうちに葬儀社、お墓を準備する方もいらっしゃいますが、結婚式のような気持ちでの準備とは異なります。
しかしお葬式は大切なお式です。急に準備する必要がある場合。事前(終活を含む)に準備される場合をそれぞれ載せておこうと思います。
※終活とは……「人生の終わりのための活動」を略した言葉です。2012年ユーキャン新語・流行語大賞でランクインしたことで、終活という言葉が周知されました。
「終活」と聞くと、死を意識するネガティブなイメージを持つ方は多いと思います。自分の親に終活を勧めるのはちょっと……と
しかし実際はネガティブではなく、むしろポジティブなことです。生きている今を充実させるために、楽しむための活動です。
- 0.1. ◆まず親族の方が急にお亡くなりになった場合です。
- 0.1.1. [葬儀社を選ぶ前にしておきたいこと]
- 0.1.1.1. *宗旨や宗派を調べましょう。
- 0.1.1.2. *お葬式の規模はどのくらいになるのか調べましょう。
- 0.1.2. 葬儀社選び
- 0.1.2.1. ① お住いの地域の相談窓口
- 0.1.2.2. ② インターネットでお住いの地域の葬儀社検索
- 0.1.2.3. ③ お知り合いにご相談
- 0.2. ◆お葬式について事前に決めておく場合(終活含む)
- 0.3. ◆少しお見積りで注意することに触れておきますね
- 0.4. ◆「テレビCMで放送されている葬儀社やインターネットで葬儀の広告を目にしますが依頼しても大丈夫なのでしょうか?」のお答えとしては
◆まず親族の方が急にお亡くなりになった場合です。
急なことですから、まだ信じることができない……という状況だと思います。しかしお葬式のことを考えなければなりません。
病院の方からご紹介いただく場合もあるでしょう。しかし、必ずご遺族の望むお葬式をしてくださる葬儀社かは分かりません。
しないといけないことは葬儀社選びだけではありません。
ご親戚、ご友人、お勤めされている方ならお勤め先などへのご連絡もあります。
バタバタしていても葬儀社は決めなければなりません。
[葬儀社を選ぶ前にしておきたいこと]
*宗旨や宗派を調べましょう。
仏式、神式、キリスト式など、宗旨、宗派によってお葬式は異なります。葬儀社でも聞かれますので、葬儀社を探す前に調べておきましょう。
*お葬式の規模はどのくらいになるのか調べましょう。
お亡くなりになった方の立場によって規模が異なります。
例えば、ご友人、会社関係、町内会関係など、多くの方が参列される時は一般葬、親族だけでこじんまりということでしたら、家族葬になり金額も大きく変わります。
葬儀社選び
① お住いの地域の相談窓口
市区町村、お葬式相談窓口があります。比較的お安くお葬式ができる葬儀社を紹介しています。
② インターネットでお住いの地域の葬儀社検索
インターネットでお住いの地域、お葬式 などと検索するとたくさん出てきます。
たくさんありすぎて……という声が聞こえてきそうです。そんな時は、一社ずつ、こんな基準で見てみたらいかがしょう。
*お葬式費用が明確かどうか。
*お電話してみての対応はよかったか。
③ お知り合いにご相談
お知り合いで過去お葬式をした葬儀社で良かった葬儀社を聞く。
といった感じです。
◆お葬式について事前に決めておく場合(終活含む)
お葬式を事前に決めておく場合は、各葬儀社が行っている「事前相談」を利用すると良いと思います。
テレビCMで視た、インターネットで出てきた……そんな中から気になった葬儀社を何社か選び、お見積りをしてもらいましょう。
そして直接葬儀社へ足を運びましょう。葬儀場を自分の目でご覧になっていただくことで、安心すると思います。
そして、葬儀社スタッフの対応も分かります。やはり、寄り添ってくれ、どんな質問にも答えてくれるかが、大切だと思います。
最近では葬儀社や葬儀社の紹介をしている会社が終活セミナーやイベントを開催しています。
いきなり「事前相談」というよりは、イベントなどに参加しパンフレットをいただく、といったことから始めると相談しやすいのではないでしょうか。
◆少しお見積りで注意することに触れておきますね
こちらは結婚式でも同じことがいえます。
注意することはズバリ「追加料金」です。
お見積りの段階では金額が明確にでない項目もあります。(例えばお飲み物代など)
しかし確認できるところもあります。
たとえば棺、霊柩車など種類があるもの。飾るお花代 など……スタッフに確認し予算にあうプラン、追加、削減をしましょう。
ご相談に丁寧に応えてくれる葬儀社が良い葬儀社といえますね。
◆「テレビCMで放送されている葬儀社やインターネットで葬儀の広告を目にしますが依頼しても大丈夫なのでしょうか?」のお答えとしては
「葬儀社の情報を得る手段なので、実際決める時は葬儀社に足を運びましょう」
です。
ご遺族の方がこの葬儀社にして良かった、と思える葬儀社を選ぶ。
そのためには
急に葬儀社を決めないと行けなくなった場合であっても、まず落ち着いて
※お住まいの地域(市区町村)の相談窓口
※インターネットでお住いの地域の葬儀社検索
※お知り合いにご相談
そして
葬儀社に足を運び、スタッフに相談しましょう。
お葬式は大切な人生の節目のお式です。お亡くなりになった方、ご遺族の方が安心してお任せできる葬儀社選びができますことを願っております。