香典袋(不祝儀袋)の書き方知らないかも……。お金はどの位包んだらいいの?

今回も、ちょっと人には聞きにくいこと。
「香典袋(不祝儀袋)の書き方、そして包む金額について」お伝えしたいと思います。
このような儀式のマナーはなかなか人には聞きにくいもの。でも失礼があってはいけない場です。
◆不祝儀袋とは
まず、不祝儀袋(ぶしゅうぎぶくろ)からご説明しますね。
「不祝儀袋」とはお葬式や法事等に参列する際、お金を包む袋のことです。「香典袋」とも言います。
お店に行くと、色々なタイプの不祝儀袋がありますね。
選ぶときは「水引(みずひき)」を見ましょう。
「水引」とは、和紙を細長く切り、よって、ひも状にしたものです。
水引の色、結び方で意味合いが異なりますので、注意しましょう。
まずお葬式、法事などの時に使用する水引の色は基本的に「黒」「白」です。
◆水引の結び方
では、結び方です。「結び切り」「あわじ結び」この2種類が一般的です。
結び切り
水引を固く結んである形です。
固く結んであるので解くのは難しいことから、人生に一度きりのお祝い事(結婚)、そして、悲しい事が一度きりであることへの願いからお葬式などの時に使います。
水引の色は黒白、黄白、双銀があります。
あわじ結び
水引を左右から引っ張ると、よりきつく結ばれます。
「結び切り」と同様に、人生に一度きりにしたいお祝いごとや、悲しい事が一度きりであることを願い、お葬式などのときも使います。
水引の色は黒白、黄白、双銀を使用します。
◆不祝儀袋の書き方
次に、不祝儀袋の書き方です。
慶事(お祝い事)は濃い墨。弔事(お葬式など)はうすい墨。と覚えておきましょう。
お祝い事の表書きは、濃い墨で喜びの心を現し、弔い事の表書きはうす墨で、悲しみの心を現すといわれています。
丁寧に楷書体で書くことが基本ですが、温かい気持ちを表現する意味で、少し続け字である行書体もよいと思います。
書き方
- 水引をはさんで上の中央に少し大きめに表書きを書きます。
- 水引をはさんで下の中央に表書きより少し小さめに名前を書きます。
- 袋の上下は同じくらい空くようにバランスよく書きましょう。
- 中包みは、一般的に表に金額を書きます。そして裏に住所、氏名を書きます。ただ、既に記入欄があるものもありますので、その場合は記入欄に合わせて記入してください。
袋の紙質によって、墨がにじんでしまう場合があります。
筆ペンより、墨量を調節できる筆がおすすめですが、筆ペンを使う場合は、ゆっくり書くよりも手早く書くことをおすすめします。
◆不祝儀袋に入れる金額について
次に不祝儀袋に入れる金額についてです。
まず、不祝儀袋へのお金の入れ方をお伝えさせてください。
一般的に、お金の向き、上下には注意が必要です。
- お札の裏面(人物の無い面)が表になるように。
- 印刷されている人物が遠い方が下にくるように。
では金額についてです。
なかなか難しいですよね。
まず、「4、9」は「死、苦」を連想させてしまうので避けた方がよいとされています。
これは例ですが、三千円、五千円、一万円、二万円、三万円
亡くなられた方とどれくらい近しい関係か、お立場かによってかわってくると思います。
◆最後に
地域、習慣、その他 異なるマナーのこともあります。葬儀を執り行う葬儀社に確認してみるのも良いかもしれませんね。
分からないことがありましたら、葬儀のプロ、葬儀社の方にアドバイスいただいてくださいね。
きっと優しく、分かりやすく教えてくださいますよ。
読んでいただき、ありがとうございました!