『お葬式の時の髪色・髪型に決まりはある?』

髪色を変えたり、髪型を楽しむ方は多いですよね。髪色、髪型もお洋服、お化粧と同様流行りがあり、私たちが日常生活を楽しむためには欠かせないものです。

もし、お葬式に参列することになったら……髪
色、髪型は……どうしますか?

あれ?どうすんだろ?普段考えませんよね。

この記事の情報が、もしもの時に知っておくと役に立つかもしれません。

◆髪型、髪色……変える?

まず一般的にお葬式に参列するときは、華美でない装いで。といわれます。細かく、顔に髪がかからないように……長い髪は下の方で黒のゴム、バレッタなどで留める……前髪が長い時は切る、もしくは黒いピンでとめて……などと言われていますね。調べるとたくさんの情報があり、分からなくなる。なんてことも。

お葬式に参列することになった時、ご家族に「すぐに美容院に行ってらっしゃい!」なんて言われたことがあるかもしれませんね。

「美容院に行ってらっしゃい!」と言われても・・・

気に入っている髪色、髪型を変えるのは躊躇してしまいますよね。

◆美容師さん教えて……

そこで今回は、素朴な疑問を解決するために
都内にある美容院の現役美容師さんに、リアル体験を交えてお話しを聞いてみました。

お葬式のために美容院にいらっしゃる方はいますか?

あまりいらっしゃらないと思います。
お葬式があるからと、いらっしゃった方もいたかもしれませんが、あえて「お葬式があるので」って言いたくないのではないでしょうか。

そして、お葬式は急なことが多いので、バタバタしていて美容院に来る時間はないのではないでしょうか。

髪色を明るく染めていらっしゃる方は多いと思いますが、お葬式に参列するので髪色を落ち着いた色にしたいという方は、どうしていらっしゃるのでしょうか

あくまで推測ですが、ドラックストアなどに、その時(日)だけ黒髪にするスプレーが売っているので、そういったものを使っているのではないでしょうか。

お葬式に参列した時の失敗談はありますか?

以前、自分が美容師の友人の親族のお葬式に参列した時、特に意識していなかったので髪色が落ち着いた色ではあったがカラーをしたまま参列。お葬式当日、誰にも何も言われることはなかったが、後日その友人に「目立ってた」と言われ……お葬式に参列している時は周りの人は何も言わないけど見ていたのかも……と思いました。お葬式に参列する時は、黒髪(自然の髪色)もしくはカラーをしていても自然の髪色に近い色が良いと思います。

美容師さんがお葬式に参列する際、困ったエピソードなどあれば教えてください。

美容師だからというわけではないとは思うけれど、普段スーツなど着ないので、スーツもそうですが、黒い靴、バックなど持っていないので、買ったり借りたりします。

美容師さんがお葬式に参列する際、困ったエピソードなどあれば教えてください。

美容師だからというわけではないとは思うけれど、普段スーツなど着ないので、スーツもそうですが、黒い靴、バックなど持っていないので、買ったり借りたりします。

以上が美容師さんからのお話しでした。

◆美容師さんからお話しを聞いて

確かに時間がないことはもちろん、お葬式は結婚式のように華やかに着飾る場ではないので、自分をキレイにみせるお手伝いをしてくれる美容院には行かないかもしれませんね。

しかし髪色を変えて楽しんでいらっしゃる方のためのアドバイスも頂きましたね。

「黒髪にするスプレー」について詳しくご説明します。

この黒髪にするスプレーは、今の髪色を完全に変えずに表面に色をスプレーで吹き付けているだけなので、お葬式のように短時間、その場だけ色を変えたい方に最適です。

お葬式の直前(お家で準備する際)に髪に吹き付けるだけです。

注意したいことは、黒!というより自分の自然の髪色に近い色を選ぶことです。黒々目立ってしまいますので。

そして、耐水性、耐湿性のあるものがお薦めです。汗をかいてシャツの襟を汚してしまう……なんてないように気を付けたいところです。

価格は、大きさにもよりますが500円くらいから購入できるようですので、日ごろから 近所のドラックストアをチェックしておくのもよいかもしれません。

髪型についてもやはり、目立つ場ではありませんから、ショート、ボブの方は飾りなし、ロングの方はアクセサリーと同様、あまり光沢のないものでまとめる。がよいかもしれませんね。

◆まとめ

今回は、『お葬式の時の髪色・髪型に決まりはあるか?』というテーマで書いてみました。
お葬式の疑問はなかなか人には聞けないもの。しかも困る時はお葬式に参列することになってから……

日頃から、少し疑問は解決しておいた方がよいですね。

『お葬式の時の髪色・髪型に決まりはあるか?』に対する答えは

お葬式の時に髪色や髪型に特に決まり!という拘束的なものはないようです。
あくまでマナーです。ただ一応なぜそうしたほうが良いかは理由もあります。

例えば「髪が顔にかからないように」は、お葬式は頭を下げることが多い場です。
頭を下げる都度、髪を気にする、というのは見ていて気持ちの良いものではありませんね。

そしてよく「耳より上は慶事、下は弔事」と言われるようにお祝いの席ではありませんので、控えめに……

マナーとして、そして悲しまれているご親族、参列される方の前ですから、弔意を表す意味でも自然な控えめな髪色、控えめな髪型を心がけたいですね。

◆追記……

冠婚葬祭の時だけではなく髪は意外と人は見ているものです。

髪が綺麗だと第一印象が良く見てもらえますよ。

もともと明るい髪色の方、医療用ウイッグの方もいらっしゃいますので、参列される方も温かい目でお願いいたします。